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AIリレーションシップマネジメントプラットフォーム Pally(パリー)とは?

AIリレーションシップマネジメントプラットフォーム Pally(パリー)とは?

2025-08-26 by KIYORA MEDIA編集部

概要

Pally(パリー) は、複数のソーシャルやメッセージングプラットフォーム上のつながりをひとつに統合し、その関係性を AI が理解・強化する AI リレーションシップマネジメント・プラットフォーム です。ユーザーは、重要な人との関係を見逃さず「つながり」をより価値あるものとして活用できます。


主な特徴と機能

プラットフォーム横断の統合

iMessage、WhatsApp、LinkedIn、Google(メール・カレンダー)、メール、X(旧Twitter)など、ユーザーのあらゆる接点を連携。AI が投稿ややり取りをリサーチし、関係性を深く理解します。

ミーティング事前準備の支援

会話の履歴や相手の最近の動向に基づいて、打ち合わせ前に必要な情報や話題を提示。実務パーソンにとって非常に役立つ機能です。

ネットワーク内検索機能

「しばらく連絡していないニューヨークの人は誰?」などの自然言語による検索をサポートし、適切なコンタクト先を素早く見つけられます。

パイプライン管理

資金調達や採用、営業など、目的別に関係性の進捗を整理できるパイプライン機能を搭載。ライトなCRMとしても使える設計です。

人間らしい関係性の可視化

返信スピード、関係の成長傾向などの統計を提供し、自分と他人との関係性の健康度を分析。ソーシャルステータスをゲーム化するような体験も魅力です。

プライバシー重視の設計

すべての処理は基本的に オンデバイス。ユーザーのデータは安全に扱われ、プライバシーを維持しつつ情報活用できます。


インテグレーションとデータ利用ポリシー

Pally(パリー)は多様なプラットフォームへの接続にあたり、以下のデータを収集・使用します:

  • Apple/WhatsApp:連絡先とメッセージ送信頻度のみ、メッセージ内容は取得せず
  • Google(メール・カレンダー):内容と頻度に関する読み取りアクセスあり
  • LinkedIn/X:接続情報、メッセージ内容、頻度を取得(ただしスクレイピングは行わず、安全性を担保)

さらに、すべてのデータは暗号化され、安全に保存・転送されます。2025年6月24日には、外部による CASA Tier 2 セキュリティ監査を完了しています。


対象ユーザー・ユースケース

  • スタートアップ創業者:投資家や共同創業者との関係管理に
  • 投資家・VC:多数のファウンダーと継続的に接点を保つために
  • 営業/採用担当者:温かいつながりを戦略的に維持
  • クリエイター/エージェンシー:クライアントとの関係を強化
  • 対人関係が重要なあらゆる職種の方々におすすめです。

導入状況と今後の展開

  • YC バッチ:Y Combinator Summer 2025 に参加中
  • 現状フェーズ:現在パブリックβを開始し、ユーザーからのフィードバックをもとに順次改善中
  • 今後のロードマップ
    • AI会議ノートツールとの連携
    • iOSアプリの提供開始
    • より能動的なエージェント機能の追加

まとめ

Pally(パリー) は、AIを活用して「人とのつながり」を体系的に管理・強化する新世代のツールです。関係性を資産と考え、それを最大化するための設計が魅力であり、現代のプロフェッショナルにとって不可欠とも言えます。

スタートアップ創業者、投資家、営業・採用担当など、関係性が鍵となる方々にとって、Pally(パリー)は強力なアシスタントとなるでしょう。